2月1日沖縄・名護で始動
プロ野球12球団が1日、一斉にキャンプインし、日本ハムは沖縄・名護市営球場で
始動した。
選手達は1月31日の午後に沖縄入り。歓迎セレモニーを受けました。
午前10時すぎ、選手は穏やかな表情で続々と球場入りした。前日の雨の影響で練習開始が1時間遅れたが、この日は曇り空ながら気温20・3度(10時現在)と、北海道の初夏を思わせるコンディション。恒例の全員での記念撮影に続き、投手陣、野手に分かれてキャッチボールやランニングなどを開始した。
キャンプは1軍が名護で27日まで、2軍は前半が八重瀬町(旧東風平町)で、後半が国頭村で22日まで。本拠地札幌での試合は3月4日のロッテとのオープン戦が最初となる。

●ヒルマン監督が「鬼キャンプ」を明言
紳士も鬼に変身!? 1月31日、沖縄入りした日本ハムのトレイ・ヒルマン監督(43)
は「基本に忠実に、例年になく厳しいキャンプになります」と明言した。午後6時からは1、
2軍の選手、スタッフも合流し決起集会を開き「まず、選手のやる気を駆り立てた。反省点
も明確なので、キチンと説明した」とコメントした。
競争をあおっていく。ヒルマン政権で初めて新人を1軍キャンプに合流させた。1、2軍
の入れ替えも積極的に行う。「時期に関係なく、必要であれば随時やる。新人は誰かが出て
くることがチームに必要」と説いた。「シーズンの成功のためにフィールドで何をするのか
私も考えていく」と前向きだった。
●大社オーナーが選手らにゲキ
日本ハムではキャンプインを翌日に控えた1月31日、名護の宿舎で選手、市関係者らが
集まり夕食会が行われた。あいさつに立った大社オーナーは「今年は正念場。チーム一丸と
なって勝利に向かうことが必要。優勝の成果が出るようなキャンプにしてほしい」と選手に
ゲキを飛ばした。
●ルーキー陽が早速幸雄の駄洒落の標的に
練習後、宿舎で報道陣が陽目当てに殺到すると、すかさず新主将らしく?一言。
緊張気味の後輩をリラックスさせようと、報道陣たちに「陽(よう)に用(よう)があっ
たら、オレに言ってよ」。
チームトップの“ダジャレ王”の面目躍如の決めゼリフだったが、なぜか陽は素知らぬ顔。
フロントに預けたカギを受け取る、自分の“用”を足すのに精一杯だった。
●田中幸38歳 充実の新主将
これまでとは少し違った気持ちでキャンプに臨んでいる。新主将となった田中幸。
「若い選手が気を使わなくていい雰囲気をつくりたい」。ランニングや基礎トレー
ニングでは「瞬発的な動きは若手に負けてない」(白水トレーナー)。シートノッ
クでは金子らとともに大きな声を出す。グラウンドで見せる“若さ”がチームに活
気を与える。
この日のフリー打撃ではスイングを確かめながら51スイング。それでも柵越えが
1本出るなど調整は順調のようだ。「キャンプ初日の疲れは21年やっても変わらな
いね」。朝に入浴し、体を温めてから練習に入った。体のケアを怠らないからこそ、
38歳の今も第一線を維持できる。
2000安打まであと33本に迫って迎えたプロ21年目のシーズン。オフに同期
の清原(オリックス)に、そのプレッシャーの大きさを聞いた。「その重圧を経験し
たい」と言いながら、「まずは試合に出ないとね」。
主将と大記録。二つの重圧を背負うシーズンとなるが、変わった様子はない。それ以
上に「ここ5年で一番、体の状態がいい」と言う。心身ともに充実した新主将が、経験
したことのない優勝に向けてチームを引っ張る。
posted by カウント男 at 05:39|
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